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もし鋳物がなくなったら?第二弾:交通インフラ編 — 自動車・電車・飛行機が止まる世界「もし、明日の朝、車も電車も動かなかったら?」

こんにちは!佐々木です。
今回は「もし鋳物がなくなったら?」シリーズの第二弾。テーマは交通インフラです。
車や電車、飛行機や船――私たちの移動や物流を支える存在のほとんどに、実は鋳物が欠かせません。

車が動かない街

エンジンブロックやブレーキ部品といった“車の心臓”は、ほとんどが鋳物です。
もしこれがなくなれば、車は動かず、私たちは会社や学校へ行けません。
さらに深刻なのは物流。トラックが走れなくなれば、スーパーの棚から商品が消え、病院に医薬品も届かなくなります。車が止まることは、社会全体のライフラインが止まることを意味するのです。

電車が止まる朝

通勤ラッシュの駅で「本日全線運休」のアナウンスが響いたらどうでしょう。
新幹線や在来線の車輪やブレーキには鋳物が使われています。
鋳物がなければ、数百トンもの車両を安全に止めることは不可能。
毎日時間通りに運行する鉄道網は、実は鋳物の確かな強度と精度があるからこそ成立しているのです。

空も海も閉ざされる

飛行機のジェットエンジンには、耐熱性と強度に優れた鋳物部品が欠かせません。
もし鋳物がなければ、空港の滑走路には飛び立てない飛行機が並びます。
港に目を向ければ、貨物船も停泊したまま。舶用エンジンやプロペラがなくなれば、国際物流は完全にストップします。
島国である日本は、外の世界と遮断されてしまうでしょう。

札幌高級鋳物が支える、産業と交通

私たち札幌高級鋳物は、自動車や電車の部品そのものをつくっているわけではありません。
しかし、発電所や製紙工場、食品工場といった産業設備の中で、交通や物流を動かすための“裏方の心臓部”を守っています。
見えないところで暮らしを支え、当たり前の日常を守る――それが私たちの鋳物づくりです。

次回は「エネルギーインフラ編」!
電気・水・ガスといった社会の心臓を支える鋳物の力をたっぷりご紹介します。ぜひご期待ください!

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