もともとものづくりに興味があり、手を動かして形にする仕事がしたいと考えていました。札幌高級鋳物の工場見学に参加した際、実際の製造現場を見て、職人さんたちの高い技術と真剣な姿勢に感銘を受けました。特に工場長の小椋さんの人柄や、社員一人ひとりを大切にする雰囲気に惹かれ、ここで働きたいと強く思うようになりました。

現在は溶解作業を担当しており、鉄やクロムなどの材料を計算しながら、正確な配合で溶かす工程を任されています。初めは覚えることも多く大変でしたが、先輩方の指導を受けながら一つひとつ確実に身につけてきました。最近では鋳込みで使用する取鍋（とりべ）の管理も任されるようになり、責任のある仕事を任されるやりがいを感じています。

体調管理を一番大切にしています。溶解作業は高温の金属を扱うので、集中力が欠けると危険につながるんです。だから、しっかり睡眠をとることや、こまめな水分補給を意識しています。体調が万全じゃないと判断力も鈍るので、まずは自分のコンディションを整えることが大切。安全に作業することで、仲間を守ることにもつながると思っています。

自分が関わった製品が日本中のどこかで使われていて、そのおかげで社会が動いていると思うと、とても誇らしい気持ちになります。最初は小さな部品の一つにすぎないと思っていたものが、実は大きな産業を支えていると知ったときは驚きました。さらに、先輩方が丁寧に指導してくれる環境や、挑戦を応援してくれる雰囲気にも恵まれていると感じています。ここで働けて本当に良かったです。

最初は覚えることがたくさんあって大変に感じるかもしれませんが、先輩たちがしっかりサポートしてくれるので安心してください。わからないことは気軽に質問できますし、少しずつできることが増えていくと、自分の成長を実感できるはずです。ものづくりが好きな人にはきっとやりがいを感じてもらえると思います。一緒に新しいことに挑戦しながら、楽しく頑張っていきましょう！