元々私は日本刀が好きなことをきっかけに学生時代は工学の分野に進みました。大学で材料力学を専攻し、気づけばものづくりや鋳物の世界の興味が湧いていました。そんな中で恩師がこの札幌高級鋳物にかつて勤めていたことを伺い、工場見学やより深く鋳物を知る機会を得ました。工場見学の際に感じた社員一人ひとりのものづくりに対する熱意、お客様に感謝された体験談などこの仕事を続けて良かったと語る先輩の姿を拝見し、私もこの奥深い鋳物の世界に飛び込んでみたいと思い入社を志しました。

品質管理を担っています。顧客の求める品質基準を満たすために製品の検査、管理、改善などを行ってます。検査内容も多岐に渡り、外観検査から寸法検査、非破壊検査や破壊試験など徹底したチェックを行います。鋳物は常に不良の発生リスクが付きまとう製品なので不良の原因究明も主な仕事内容です。品質管理は顧客に製品が渡る前の最後の砦のような存在で緊張感はありますが、不良品を流出防止したときやお客様から感謝されたときの達成感はひとしおです。

品質管理では、検査の際に色んな角度からの視点を持つことを大切にしています。単に不良を見つけるだけでなく、製造過程における原因究明から、どう不良を防ぐか意識することがいいものづくりに繋がります。また、製造現場や他部署との連携も欠かせません。社員全体で品質を守る意識を持ち、常にお客様に安心して使っていただける製品を届けることを心がけています。

お客様との立会検査で札幌高級さんに任せてよかった！良い品質で満足ですと感謝されたときにこの仕事に関われて良かったと誇りに思います。弊社の製品は決して表立つ製品ではないですが、日本全国の産業を支えていることにも誇りを感じます。品質管理部として、こうした多種多様な製品の品質を保証する役割を担えることは大きなやりがいです。ひとつひとつの製品に合わせた正確な検査と丁寧な確認が求められますが、その積み重ねが高品質な製品づくりに繋がります。自分たちの仕事が会社の信頼を支えていると実感できることがこの仕事の魅力です。

「鋳物は生き物。」そう言われるほど少し条件が変わるだけで製品の結果が変わってくるデリケートで奥深い世界です。よりよいものづくりをする面白さを求める人にはぴったりです。長年培ってきた技術に加え、鋳造シミュレーションやDX化が進んでいます。さらなるスキルアップに向けて一緒に挑戦してみませんか？先輩たちがしっかりサポートします。